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FIELD NOTES / BEFOREAFTER.AI

写真から提案後のイメージを作るツールはあるのか?──BeforeAfter.aiを作った理由

公開日 最終更新日 著者: 黛 政隆(株式会社GembaShift 代表取締役)

商談の途中、お客さんが身を乗り出して「で、結局、うちのはどうなるんですか?」と聞いてくる瞬間があります。提案していて、いちばん嬉しい質問です。なのに多くの人が、ここで言葉でしか返せません。

パースを外注すれば数日、社内で作れる人を捕まえても早くて翌日。戻ってくる頃には、あの前のめりはすっかり冷めている。いちばん欲しかった瞬間に、いちばん大事なものを出せない ──これは能力ではなく、道具の問題だとずっと思っていました。

だから、ツールにしました。画像生成AIを自分でとことん試して掴んだ「効かせる作法」を、そのまま仕組みに組み込んだのがBeforeAfter.aiです。

Q01写真1枚から、提案後のイメージを作るツールはありますか?

あります。GembaShiftが開発したBeforeAfter.aiは、現状の写真をアップして「変えたいこと」と「触ってほしくない場所」を伝えるだけで、画像生成AIが提案後のビジュアルを出すツールです。CADも3Dソフトも不要で、数案出しても3分かかりません。2026年時点でベータ版の事前登録を受け付けています。

背景には、ここ2〜3年の画像生成AIの進化があります。昔は完成イメージを見せるには、CADや3Dソフトを使える専門の人か外注のパース屋さんに頼むしかなく、数日待って数万円、修正のたびにまた時間とお金がかかりました。だから中小の現場では、結局また言葉で説明していたのです。

写真アップから提案後ビジュアル生成までのBeforeAfter.aiの流れ
写真アップから提案後ビジュアル生成までのBeforeAfter.aiの流れ

Q02AIが出す絵は、「いかにもCG」になりませんか?

変えない場所を指定する仕組みで防ぎます。窓・梁・柱など「ここは触るな」を指定すると、AIはそこを保ったまま変えたいところだけを動かします。「ここは現実、ここだけ提案」の境目がはっきりするので、お客さんも安心して見られます。

実例をひとつ。ある和室をLDKに変えたケースで、指示は「LDKに改装。フローリング、白壁、ダウンライト、対面キッチン。」の一文だけです。出てきた絵では、右側の窓の位置と大きさがビフォーのまま残っています。変える(畳・天井・壁)と変えない(窓・空間の骨格)の線引きが効いている。これが「実在しそうな提案」と「ただのCG」を分ける、いちばんの肝です。

和室をLDKに改装したBefore/Afterの生成例(窓の位置は維持)
和室をLDKに改装したBefore/Afterの生成例(窓の位置は維持)

この「触るな」の作法は、私が画像生成AIを自分で何度も試して掴んだものです。「明るくして」と頼んだだけなのに柱の位置まで動いていた、という失敗を重ねて分かった。リアルに描けるということは、嘘もリアルに描けてしまうということ。だから作法ごと、誰でも使える仕組みにしました。

Q03商談の場では、どう役立ちますか?

1枚の写真から、保守的なA案・標準のB案・攻めたC案と複数の案を一気に出し、商談のその場で切り替えながらお客さんの反応に寄せていけます。「やっぱりBで。でも照明だけCがいいな」が、その場で拾えます。

言葉でゼロから詰めるのと、絵を見ながら「ここだけ」と削っていくのとでは、商談のスピードがまるで違います。さらに各案の「提案ポイント」もAIが1〜3個下書きします。「自然光が入る配置にしました」「動線を短くして作業ミスを減らせます」のような一言です。そのまま使うのではなく自分の言葉に直す前提ですが、ゼロから営業トークをひねり出すより、叩き台があるだけでずっと楽になります。

Q04商談が終わったあとは、どう使えますか?

生成した絵はBefore/Afterを並べた資料になり、そのままURLでお客さんに共有できます。お客さんは自分のスマホで見て、気に入ったところにコメントしたり投票したりできる。商談が終わったあとも、絵を真ん中にして話が続きます。

リフォームでも内装でも、その場で即決とはいかないことが多い。お客さんは持ち帰って家族や上司と相談しますが、そのとき営業はもうそこにいません。言葉だけの提案だと伝言ゲームでニュアンスがぼやける。絵がそのまま手元に残っていれば、話がブレません。「言葉でうなずき合って、後で食い違う」が、ぐっと起きにくくなります。

Q05AIが外した絵を、そのままお客さんに出してしまいませんか?

出しません。人が必ず最終チェックして、承認してからお客さんに出す作りにしています。AIが出した絵を自動で送るような全自動は、あえて入れていません。提案は、相手の信頼がすべてだからです。

AIなので、当然外すこともあります。一発で完璧な絵が出るわけではない。便利な道具が信頼を削る道具に変わったら本末転倒なので、「楽をするため」ではなく 「提案の質を上げるため」 を設計の真ん中に置いています。

よくある質問(FAQ)

Q. どんな業種で使えますか?
A. リフォーム・内装、店舗・看板、不動産など、提案を持つ現場全般です。看板なら建物の形や周りの景色は固定して看板だけを載せ替える、部屋なら窓の位置や天井の高さは触らずに床と壁紙と家具だけを変える、といった使い方をします。
Q. 操作に専門スキルは必要ですか?
A. 不要です。現状の写真をアップして、変えたいことと触ってほしくない場所を言葉で伝えるだけです。CADも3Dソフトも要りません。
Q. 今すぐ使えますか?
A. 2026年時点で、ベータ版として事前登録を受け付けています。現場の写真1枚で提案がどう変わるかを、一緒に試してくれる方を募集している段階です。
Q. なぜ「変えない場所の指定」を機能の中心にしたのですか?
A. そこが「実在しそうな提案」と「ただのCG」を分ける肝だからです。AIは頼んでいない場所まで変えてしまうことがあり、油断すると実際にはできない盛りすぎた絵が出ます。実現できる絵だけを出す作法を、個人のコツではなくツールの仕組みにしました。

AUTHOR

株式会社GembaShift 代表取締役CEO 黛 政隆

黛 政隆(まゆずみ まさたか)

株式会社GembaShift 代表取締役CEO

エンジニア歴20年、PM経験50件超。生成AIの導入を、現場に入って一緒に組む仕事をしています。 この記事の内容は、著者自身が実際に手を動かして業務で検証した実体験に基づいています。

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まずは、現場の話から。

BeforeAfter.aiは、ベータ版として事前登録を受け付けています。「うちの提案、どこが言葉止まりになっているかな?」と感じた方は、あなたの現場の写真1枚で提案がどう変わるか、まずは一緒に見てみませんか。