影響調査の入口を、どう決める?
まず、何を変えるかを具体化します。同じ「顧客番号の変更」でも、桁数、採番方法、表示、連携先の形式では、確かめる対象が異なります。変更の意図と対象となる項目・処理を揃えてから、依存関係をたどります。
業務上の呼び名とコード上の項目名が違う場合は、画面定義や設計書、データ定義を照合します。同じ文字列が登場する箇所だけで判断せず、その項目を何に使っているかを確認します。
どのつながりを調べればよい?
直接その項目に触れる処理に加え、呼び出し先や、その処理が更新したデータを読む後続処理を確認します。日中の画面では問題がなくても、夜間の集計や月末の帳票で差が出ることがあるためです。
| たどる関係 | 確認する例 |
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| 画面 → プログラム | 入力項目の形式と、チェック・変換の処理 |
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| プログラム → データ | 更新先、参照先、項目の型・桁数 |
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| データ → ジョブ・帳票 | 夜間集計、月次処理、帳票の表示 |
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| 外部連携 → 相手側 | ファイル転送、受け渡し項目、形式の合意 |
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影響が見つからなければ、安全といえる?
影響が出力されなかったことと、影響がないと確認できたことは異なります。設定ファイル、動的な呼び出し、外部ライブラリ、手動運用が調査範囲に含まれているかを確かめる必要があります。
レガシー刷新AIは、解析できた経路と、不足資料・追加調査が必要な箇所を整理します。影響範囲の判断では、対象資産の範囲と除外したものを記録し、実行記録や担当者の確認を必要に応じて加えます。
調査結果を、どう改修・テストへつなぐ?
影響マップから、変更が必要な箇所、回帰テストで動作を確認する箇所、追加調査が必要な箇所を分けます。たとえば締日変更なら、締日の直前・当日・直後と、後続帳票への反映を確認する観点になります。
レガシー刷新AIでは、テスト仕様書と、根拠・レビューを含むAI開発向けの資料一式を出力できます。開発会社や社内の別チームに渡す際も、対象版と未確認事項を含めて引き継ぐことで、判断の前提を揃えます。
- 変更する処理と、変更しないが影響確認が必要な処理を分ける。
- テストごとに入力条件と期待する結果を定める。
- 未確認の経路は、担当と確認方法を決めて残す。